"旧時代が残したロストテクノロジ"
当時世界最高峰のお手伝いロボットと健気なご主人が迎える、何気ない朝。爽やかなアコギの音色は、もう少し続くあいにくの空模様も朗らかな気分に変えてくれます。
"大切なもののためならば喜んで 愛しいもののためならば喜んで"
人間と殆ど変わらない感性を持ったその無機質歌声には、ただ搭載されただけの忠誠プログラムではないと言える、寄り添うような優しさがあります。
"この世界から見たら取るに足りない存在を 恥じることなく捧げ 目を閉じるその日まで"
同じようで少しずつ違ったメロディを繰り返すように、今よりもはるか遠い未来にも、あたたかく過ぎていく日常のストーリーがある。それは雨上がりに架かる虹のように輝いていて、なんて尊いんでしょう。
初見で胸をうたれました。医師に作られたロボットであり歌声合成音声であるナースロボ_タイプTが歌うからこそ、この作品が完成しているんだなと、歌詞を読んで感じました。是非皆さんにも聴いてもらって、ほんのりと幸せな気持ちになってほしいな……。