レビュー詳細

第一印象として、心が離れていくさまを描いた曲で、曲名が「夜汽車」というのがまたレトロで味わい深いと感じました。
飛行機も新幹線も多用される現代において、地元から離れる為に夜行列車を使うということは少ないでしょうし、今や夜行列車の旅は贅沢なレジャーの一つです。
「別れ」と「列車」といえば私は昭和の名曲『あずさ2号』が思い浮かんだのですが、この2つの要素は昭和の音楽・文学作品で見かける組み合わせです。この作品にはそうした世界観へのリスペクトを感じました。
(あるいは作者の実体験なのかもしれませんが)
昭和歌謡的なノスタルジーを味わえる作品なので、老若男女とわず聴いてほしいと思います。

2023.11.04

レビュアー:NaOH

#VOCALOID#バラード#ピアノ#初音ミク#無色透名祭Ⅱ

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