レビュー詳細

どこまでも優しいピアノと儚いミクの歌声に包まれて、思わず微睡んでしまいそうな、人生の黄昏を感じる静かな愛のバラード。愛した人を失った喪失感と切なさ、どこまでも変わらぬ愛情を持ち続ける決意と慈しみに満ちたサウンドが心をじんわりと温めてくれる。万物は変化を繰り返す胡蝶の夢、また違う時間、違う場所できっとあなたに会える、という救いとやさしさに満ちていた。文学的で詩的な映像美と一体になった世界が美しい。

2024.05.07

レビュアー:栗田穣崇

#ききいる#バラード#ピアノ#ボカコレ2023夏#優しい#初音ミク#視覚芸術展

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