レビュー詳細

ピコピコ音トラックに重厚な低音の効いたミクノポップ。1番まではfuture bass風の可愛らしくも力強いトラックという印象だが、“力強い”を新たに意味づけして塗っていくドロップからの映像の“壊れ具合”は圧巻だ。2周目には『生まれ変われたら 心の底に埋もれた夢を 一つ一つ紡ぎ出して 祝杯をあげたかった』をはじめとした様々な歌詞の意味が分かることだろう。
程よく直情的で理解して共感しやすい歌詞とパワーのあるトラックが合わさって、絶望を感じる状況下でも聴く側にあまり辛さを感じさせない、手軽さと深さを両方併せ持つ1曲になっている。

2024.08.30

レビュアー:楽宮

#ぼかえり2024夏#ミクノポップ#視覚芸術展#長文レビュー

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