昆虫標本。押花。写真。瞬間を切り取った美術品をモチーフに、時間軸における瞬間/セツナの輝きについて歌う1曲。
時間と共に失われてしまうものもあって、過去の瞬間は永久にそのまま保存できるわけではない。それでも切り取っておくことで未来に届けられるものはあって、たとえばそれは人間もいっしょ。
過去の素敵な思い出も、どこかに忘れてきてしまったような気がするなにもかもが、今のあなたとツナガっている。変化が怖いだれかに届けたい、人生賛歌だと受け取った。
玉虫色した刹那の瞬間が訪れ続ける、と言ったら、まさに音楽ってそういう芸術だと思う。
音階の段階を取り払ったしゅわしゅわとしたシンセの多用によって、"玉虫色"を強調する音像も見事。
ポリビュー。polyview。「poly(多くの)」+「view(視点)」なんだと思う。