なによりまず言いたいことがあって、あの、このテーマでビジュアルがももえさんなの!?!?""勝ち""じゃん!!
好きなんですよ、ももえさん。
ファインアート的な文脈で萌えカルチャー影響下のキャラクターを扱う、いわゆる「キャラクター絵画」で活動する作家。その中でも、二次元キャラクターの"三次元ではない"という特性、キャラクターによる空間への干渉、みたいなものを追求した面白い作品を作り続けている方だと思っています。二次元キャラクター絵画に"裏側"を発生させるのがとても得意な作家さんなんです。
……あまり長々書いても「ぼかれびゅ」から離れていくので、好きな作品のポストを貼っておきますね。
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最近は特に、椎乃味醂さんの「作家」らしさがどんどん研ぎ澄まされていっているように思っています。
たとえば、2023年末の佐久間洋司キュレーション『拡張される音楽』で展示されたたなか×椎乃味醂『多面体、鏡面』。
こちらは、作品にあわせて新規作成された合成音声キャラクターを使い、鑑賞者の感想を作品に取り込み再生成を繰り返すことで「ユーザーたちによる合成音声シーンの成長」を再現・表現しようとするような作品となっていました。
本作と同じももえさんとのコラボレーションも2024年末に行っていましたね。
こちらはより直接的に、本作に近いテーマを持つ作品だったと思います。詳しくはInstagramの本人による文章を。
興奮のままに文章を書いているのでなにもまとまっていない。
あのね、私、すごく嬉しいんです。椎乃味醂さんが作家として、アートを演る場として、ボーカロイドカルチャーを選んでくれていることが!
近年の椎乃味醂さんの動画サイト外での活動や、それにより研ぎ澄まされた思想/表現/作家性をボーカロイド音楽として還してくれている。それが本当に本当に嬉しくて、嬉しいです。
曲の話してないな、これ。曲は、自分で聞きにいってください!